連日、テレビでは高速道路上であおり運転を行い、逮捕されたニュースが取り上げていられますが、犯人の形相を映像で見るだけでも恐怖を感じます。
そんな中、ミャンマーという国にフォーカスを当ててみたいと思います。
ミャンマーという国の人々は怒らない人々が多いそうです。
なぜなら、ミャンマー人は仏教徒で、誰もが生涯に二回は出家するそうです。
学校が整備されていなかったミャンマーは、お寺が学校代わりだったこともあり人々にしっかりと仏教の考え方が身についているそうです。
それにしてもなぜ怒らないのでしょうか。
仏教では、功徳を積むと来世で幸せになれるという考え方があり怒りを持たないことも功徳の1つなのだそうです。
仏教の「功徳」という考え。
人間が持つネガティブな7つの感情。
これが私たちの慢性的な弱点であることが多く、そしてまたこれが病気の原因となります。
そのため、それと逆の7つの徳を積むことが最善の策であるということです。
高慢 ⇆ 謙虚
冷酷 ⇆ 優しさ
憎悪 ⇆ 愛
自己愛 ⇆ 献身
無知 ⇆ 学ぼうとする態度
不安定と弱さ ⇆ 決断と勇気
支配欲 ⇆ 他者を尊重する気持ち
このプラスの状態が理想的な状態であり、人間はこの中のいくつかを、一生をかけて取り組んでいくことになります。
そこで、「怒り」というものを考えると、上記のネガティブな欠点のほとんどから生まれます。
謙虚さ、優しさ、愛、献身、他者を尊重する気持ち。
これらがあれば怒りは影をひそめることになるでしょう。
でもそう簡単にいかないのが人間の心。
しかし、同じ仏教国として日本人も少しはミャンマー人に学ぶべきところがあるのではないのでしょうか。