いつのまにかどこへ行ってもセミの声が聞こえるようになりましたね。
子供の頃、セミは幼虫で土の中に7年・成虫になってからはわずか1週間の寿命だって聞いた覚えがあるのですが、実際には成虫で1ヶ月くらいは生きているそうです。
案外長いんですね。
それよりも冷静に考えると驚異的なのが幼虫時代。
カブトムシだって赤トンボだって卵~幼虫~成虫は1年間。
でもセミは幼虫時代だけで2年~6年(種類によるそうです)で、中には成虫まで13・14年というのもいるのだとか。
哺乳類でいうとウサギ(平均寿命6~7年)と同じくらいということになるんですねぇ。
では何でそんなに長生きなのかというと、木の根っこからは十分な栄養が吸えないからオトナになるのに時間がかかってしまうという悲しい事情があるそうです・・・
暗い土の中で何年もかけて栄養をチビチビと蓄えてようやくお日様の元に出てきた健気なセミたち。
そんな話を聞くと夜中に網戸にくっついて「ジ~~~!」と鳴いているのをウルセ~!といって追っ払ってしまうのは申し訳ないような気がしてきませんか・・・?